西部造船会ロゴ西部造船会






サイト内検索 : [検索方法]

[ 前の記事 | 目次 | 次の記事]

会員活動報告 : 九州大学大学院工学研究院 (工学部) 公開講座開催報告

九州大学大学院工学研究院海洋システム工学部門

九州大学大学院工学研究院海洋システム工学部門では,「21 世紀の海を拓く日 本の造船技術」と題して,さる 8 月 30 日 (土) に福岡国際会議場にて一般市 民・高校生を対象とした公開講座を開催致しましたので,ご報告致します。

本公開講座は,一般市民や高校生を対象として講演形式の講義を行うことにより, 造船技術に関して現在から近未来までの情報を提供し、我が国の産業と生活に不 可欠な物資の輸送に大きな役割を果たしている海上輸送とそれを支える技術に対 する認識を深めてもらうことを目的として開催されました。

また,学内からの 4 名の講師に加えて,実際に船舶を建造している技術者の立 場から造船技術を紹介して頂くために,三菱重工業(株)下関造船所副所長 原  寿様にも講師に加わって頂きました。計 5 名の講師が担当した各講義の表題は 下記の通りです。

 「未来の船」貴島勝郎 (九大 教授)
 「船酔いと船体動揺」古川芳孝 (九大 助教授)
 「船に働く抵抗の話」安東 潤 (九大 助教授)
 「船の振動と防振設計について」安澤幸隆 (九大 助教授)
 「日本の高速フェリー」原  寿 (三菱下関 副所長)

開催前の広報活動が十分ではなかったため,出席者数は約 40 名と募集定員の 50 名よりやや少なめでしたが,写真や図表を多用し,専門用語や数式をできる だけ少なくした講義により,出席者の皆様には,わが国の造船技術や船舶に関す る知識の一端を垣間見て頂くことができたのではないかと思います。

また,原講師による「日本の高速フェリー」については,9 月 8, 9 日にユニバー サル造船(株)有明事業所にて開催された西部造船会技術研究会第 162 回性能部 会において,審議資料としても紹介されました。

本公開講座は来年度以降も継続して開催する予定です。次回開催時には,広く広 報を行うとともに,より分かりやすく楽しめる講義になるよう講座内容の企画・ 準備を行っていきたいと考えています。

関連リンク

[ 前の記事 | 目次 | 次の記事]





〒812-8581 福岡市東区箱崎 6-10-1
  九州大学工学部船舶海洋システム工学教室内 西部造船会
  Tel. : 092-642-3718,   Fax : 092-642-3719,   E-mail : webmaster@wjsna.jp