西部造船会ロゴ西部造船会






サイト内検索 : [検索方法]

[ 目次 | 次の記事 ]

九州大学大学院工学研究院海洋システム工学部門の紹介

九州大学大学院工学研究院 安東 潤

コース紹介パンフレット「海からの発信」表紙
コース紹介パンフレット
「海からの発信」表紙
[拡大図]

海洋のもつ機能を活用するための研究は,海洋環境の情報に基づき各種の機能利用のためのシステムを計画し,これに必要な船舶・海洋機器の形態と機能を定め,さらにこれを生産・建造および管理を行うことで完結します。基本的にこれらの研究要素を網羅するように,九州大学大学院工学研究院海洋システム工学部門は以下のように 7 つの専門分野を含む 3 つの大講座より編成されています。

  1. 船舶海洋性能工学講座
    • システム計画学
    • 船舶海洋流体工学
    • 船舶海洋運動制御工学
  2. 船舶海洋構造工学講座
    • 構造システム工学
    • 生産システム工学
  3. 海洋システム設計学講座
    • 船舶設計・海洋環境情報学
    • 機能システム工学

九州大学の場合,部門は教員が所属する組織であり,学部学生は「学部」,大学院生は「学府」に所属しています。海洋システム工学部門の教員は研究活動とともに,工学部地球環境工学科船舶海洋システム工学コースの学部学生 (定員 35 名) および主として工学府海洋システム工学専攻の大学院生を対象として教育活動を行っています。

地球環境工学科は,当コースの他に建設都市工学コース (定員 80 名) と地球システム工学コース (定員 35 名) から構成されています。1 年生はコースごとではなく,地球環境工学科にまとめて入学しますので,2 年時に各自の希望と成績を考慮し,いずれかのコースへの所属を決めます。当部門では数年前より,船舶海洋システム工学コースの魅力をアピールするためにパンフレットを作成して入学時に配布しています。その効果と思われますが,以前に比べ当コースを第 1 希望とする学生が増加しています。

学生の就職先ですが,学部および大学院を含めますと造船会社が約 40% と最も多く,次に自動車会社を始めとするその他工業となっています。学部から大学院への進学率は約 60% です。

当部門の所在地である九州大学の箱崎キャンパスと低年次の学部教育が行われている六本松キャンパスは,275ha の敷地をもつ福岡市西区元岡地区へ平成 17 年度より 3 期に分けて移転を開始します。当部門はその第 2 陣として平成 18 年度中に移転する予定です。

海洋システム工学部門,工学府海洋システム工学専攻および工学部地球環境工学科船舶海洋システム工学コースの詳細な内容および活動状況は,ホームページをご覧下さい。

関連リンク

[ 目次 | 次の記事 ]





〒812-8581 福岡市東区箱崎 6-10-1
  九州大学工学部船舶海洋システム工学教室内 西部造船会
  Tel. : 092-642-3718,   Fax : 092-642-3719,   E-mail : webmaster@wjsna.jp