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サファイアプリンセス見学記

九州大学大学院工学府修士課程 1 年　田渕祥子

通船からみたサファイアプリンセス [拡大画像]

写真撮影する見学者たち [拡大画像]

5 月 22, 23 日に三菱重工業(株)長崎造船所において「サファイアプリンセス完成見学会」が行われました。めったに見る機会のない客船内をぜひ見たいと思い，大学院の友人らと 22 日の見学会に参加してきました。

岸壁に係留されいる船に近づくと，青と白が印象的な外観と全長 290m という客船の壮大さにまず圧倒されてしまいました。それは船内の見学に移っても同じで，私たちは驚いてばかりでした。見るもの全てが豪華でスケールが大きく，細部にわたり，まるで映画の中の世界にいるようでした。特に，大きな階段やシアター，カジノなど，私にとっては初めて目にするものばかりで，それらが船内の施設であることにも大変驚きました。オールステンレスの厨房の中も見学させてもらいましたが，そこは独特で，他の場所とは異質の雰囲気でありました。厨房内を歩くとものすごい広さで，船の規模の大きさを体感することができました。

その他にも，レストランやバー，ダンスホール，ロビー等，さまざまな場所を見学することができました。また，内部までは見ることができませんでしたが，船内にはインターネットカフェやブティックもありました。さらに，デッキには大小 7 つのプールがあるということを，船を降りた後で教えていただきました。

今回の見学会においては客室の見学を楽しみにしていたのですが，残念ながら，プールと同様に見学コースには含まれていませんでした。大勢の人が見学会に参加されていたこともあり，広い場所ではないと見学コースとして公開することが難しかったのかもしれません。

サファイアプリンセス号の見学会において見学させて頂いた部分は，これまで大学で勉強してきたこととは直接関係がありませんでしたが，新しい船の一面を見ることができ，とても新鮮でした。そして，客船というまるで非現実のような世界を短い時間ではありましたが十分に体験することができました。その中でサファイアプリンセス号がこれからこの船に乗る人々のたくさんの特別な時間を演出していくのだろうと強く感じ，友人らと皆でいつか客船に乗って世界の海を旅できればいいなと，将来の夢のような話までして最後まで楽しませて頂きました。

最後になりましたが，見学会を企画・実施して頂いた三菱重工業(株)長崎造船所の皆様にお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

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