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新技術紹介 : 自動車運搬船用泡消火装置(株)新来島どっく技術設計本部 中川道雄
新来島どっく建造の自動車運搬船に採用している『自動車運搬船車両倉用泡消火装置』を紹介します。 従来,自動車運搬船には,炭酸ガス (CO2) 消火装置を備えており,大型自動車運搬船では,約 50 トンの液化炭酸ガスを船内に保有していました。火災が起こった場合は,その火災区画を密閉し,その区画に炭酸ガスを放出して酸素を断つことにより消火します。酸欠状態をつくり出して消火するため,その区画に人が残っていないかを充分確認して炭酸ガスを放出しなければなりません。そのため炭酸ガス消火装置の始動は非常に慎重に行われています。 新来島どっくでは,泡消火装置メーカーの協力を得て,それらの欠点を克服した下記の特徴をもつ自動車運搬船車両倉用泡消火装置を開発し,実船に採用しています (特許登録済)。
以上のように,従来の炭酸ガス消火装置に比べて優れた特徴があります。 関連リンク |
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